7Oct
生徒と会話していると、よく
「こんな数式、社会に出て絶対使わないのに、なんで勉強するの?」と聞かれます。
確かに、ほとんどの人は大人になっても使いませんね。
ただし、使う人は使うので、「使う仕事に就くかもしれないでしょ?そのときに覚えようったって遅いからだよ」と
心の中では思うものの、絶対納得してくれなさそうなので喉まで出かかって止めています。笑
さて、ほとんどの人にとって必要ないと思われるような、数学や数式。なぜ勉強するのでしょう。
実は答えは意外と簡単です。
「論理的思考力をやしなうためです!」(キマッタ!)
数学は、何も「計算する」「数式を解く」ことだけが目的ではありません。
「あるテーマが与えられたとき、それをどう解決していくか」という能力を養う学問です。
ここで、往年の名作「男はつらいよ」で寅さんが、勉強に悩む少年との会話にものすごく核心をついたセリフがあるのでご紹介いたします。
満男 「伯父さん、質問してもいいか?」
寅 「あまり難しいことは聞くなよ。」
満男 「大学へ行くのは何のためかな。」
寅 「決まっているでしょう。これは勉強するためです。」
満男 「じゃ、何のために勉強すんのかな。」
寅 「つまり、あれだよ。ほら、人間長い間生きてりゃいろんなことにぶつかるだろう、なあ?
そんな時に俺みたいに勉強してない奴は、振ったさいころの出た目で決めるとか、
その時の気分で決めるしかしょうがない。
ところが勉強した奴は、自分の頭できちんと筋道をたてて、
こういく時はどうしたらいいかなと考えることができるんだ。
だから、みんな大学へ行くんじゃねえか。だろ?」
寅さんの言葉は、心にささります。
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